今年、4月にリニューアルオープンした広島平和記念資料館に行ってきました。改修前の展示は人形で原爆の悲惨さを表現したのが印象的でしたが、その表現が良くないとする人もあり、一新されました。全体的に、CGを活用し、コンピュータによる学習の要素を増やしたより洗練された展示になっており、世界中からの観覧者で満員の状態でした。展示は、10万人もの人が命を奪われた原爆の悲惨さを表していますが、特に個人に焦点を当てて奪われたものの大きさを表現しているのが印象的でした。戦争中だから非人道的な行為が許されるわけではないことはもちろんです。しかし、戦争という行為は人間の判断力をこれほど歪ませるものなのかということを表している出来事なのかと思います。決して、戦争という選択肢を選んではいけないし、国民の命を守れないような国であってはいけないと思います。改めて、色々と深く考えました。
写真は、特に印象的だった原爆によって未来を奪われた一家のものです。